【米国カリフォルニア州メンローパーク】当地に拠点を置く人工知能企業Corepassは、ソフトウェア開発向けAIエージェント「Remy」をチームに向けて段階的に公開しています。開発者はRemyのウェブサイトから早期アクセスを申し込むことができ、利用が始まれば無料プランから使い始められます。
Remyは自然な言葉で書かれたタスクを受け取り、コードを書き、自らの作業を確認します。同社はこの製品を「Build it. Ship with confidence」(作って、自信を持って出荷する)という短い言葉で表しており、Remyが差別化を図ろうとしているのはその後半部分です。コードを変更した後、エージェントは関連するテスト、型チェック、ビルドを実行します。何かが失敗すれば原因を修正し、同じチェックを再実行したうえで、何を実行したか、結果はどうだったか、何を検証しなかったかを開発者に伝えます。
コードを変更した後、エージェントは関連するチェックを実行し、検証しなかった点をはっきりと伝えます。
タスクごとに適したモデルを
Remyは特定のモデルに縛られません。開発者はオープンソースとプロプライエタリのモデルから選ぶことができ(ドキュメントにはOpenAIやAnthropicのモデルに加え、Kimi、GLM、DeepSeek、Grok、Qwenの各ファミリーが挙げられています)、あるいはDynamicを選ぶこともできます。Dynamicでは、Remyがタスクごとにモデルを選び、作業が行き詰まればより強力なモデルに切り替えます。DynamicにはFast、Default、Deepの3段階があります。
同社のよくある質問への回答によると、モデル提供元の別アカウントや自前のAPIキーは必要ありません。
仕様書からプルリクエストまで
Corepassは製品ページで典型的な作業の流れを紹介しています。RemyはConfluenceの仕様書とFigmaのデザインを読み込み、変更を実装し、テストで見落とされた問題がないかBugbotに差分をレビューさせてからプルリクエストを作成します。その後、チームにはSlackで通知が届きます。
- 依頼Remyが仕様書とデザインを読み込む
- 構築変更を書き、それを確認する
- レビューBugbotがテストの見落としを探して差分を読む
- 出荷PRが作成され、チームにSlackで通知が届く
2つの機能が、その作業を開発者自身のマシンの外へと広げます。Cloud Agentはローカルのタスクとそのコンテキストを引き継ぎ、ノートパソコンを閉じた後も作業を続けられます。開発者はスマートフォンから依頼を追加したりRemyの質問に答えたりでき、結果は任意のブラウザで確認できます。またSlackでは、スレッドで@Remyにメンションすると、そのスレッドで求められている作業を任せられます。Remyはスレッドに進捗を投稿し、作業が完了するとプルリクエストを共有します。
動作環境
Remyは、macOS、Windows、Linux向けのデスクトップアプリ、npmでインストールするコマンドラインツール、ウェブ、スマートフォンで利用でき、すべて1つのアカウントで使えます。
CorepassはRemyの対象を個人の開発者とエンジニアリングチームとしており、大企業のエンジニアリングチームを長期的な重点に据えています。チームにはロール、利用状況レポート、支出上限を備えた共有ワークスペースが用意され、同社のトラストセンターでは、顧客の作業が将来のモデル改善に使われうるかどうかをプランごとに説明しています。